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特集上映+トーク:森本晃司
国内外のさまざまなプロジェクトに携わり、その卓越したビジュアル表現と唯一無二の世界観が世界中で高く評価されるアニメーション監督・森本晃司氏。そんな森本氏の代表作の中から厳選された全5作品を、増設した音響設備を使った特別な音響にてお届けします。世界が熱狂する「森本晃司の世界」を、ぜひ極上の環境でご体験ください。あわせて上映後には、森本氏によるトークも予定しております。(聞き手=田中大裕)
『音響生命体ノイズマン』
STUDIO4℃とバンダイビジュアルが1997年に制作した短編アニメーション。人々から音楽を奪い、街を支配する怪物ノイズマンと、音楽の実によってノイズの呪縛から解き放たれた少年少女達の戦いを描く。監督はSTUDIO4℃を代表するクリエイター森本晃司。キャラクターデザイン・世界観設定・作画監督に湯浅政明を起用し、かつてない色彩感覚と造形センスでアニメーションに新風を吹き込んだ。疾走感溢れる音楽を手掛けたのは管野よう子。当初からDVD化を想定して作られ、映像と音響の両面にデジタル技術を大幅に導入したことでも話題を呼んだ。わずか15分という短さながら、スピーディな展開と魅力的なビジュアルで熱狂的なファンを獲得し、カルトムービー化。
©Beyond C. BANDAI VISUAL
『永久家族』
主人公は、偽の記憶を与えられ本当は縁もゆかりもない人たちと、カプセルホールの中で「家族」として生活している6人の男女。外の世界を知らず、作られた日常を繰り返す彼らの模様は、リアルなホームドラマとして架空の都市「チャンポンシティ」の中で中継されていたのだった。その斬新なストーリー構成、アンリアルな世界観設定は内外に大きな反響を与え、ファンキーなノリとイカしたビジュアルの刺激的な映像は、何度も繰り返し見たくなる不思議な魅力に満ち溢れている。
©Beyond C.
『ハッスル‼とき玉くん』
SEGAの映像会社として設立されたトリロジー社と米ソフトイマージュ社の共同ソフト開発を目的とし、3DCGセルルック表現の先駆けとなったオリジナル短編アニメーション。原作・演出:森本晃司、制作プロダクション:㈱トリロジー。
第2回文化庁メディア芸術祭デジタルアート・ノンインタラクティブ部門大賞受賞。
『次元爆弾』
蛹を被った少年シンは、ある時、クウという少女に出会った。他の誰にも似ていない、自由奔放な彼女との日々は、シンの心を変えていった。愛おしく、かけがえのない記憶。さまざまな言葉の断片がよみがえる。彼の胸を刺し貫いた言葉も…「もう、キライ」。『アニマトリックス』『鉄コン筋クリート』などの作品を生み出してきたアニメーションスタジオ・STUDIO4℃によるオムニバス『Genius Party Beyond』の一編。
©Genius Party Beyond
『MAMORU OSHII×KOJI MORIMOTO 「CONNECTED…」 Presented by KENWOOD』
押井守と森本晃司が初めてタッグを組んで制作した、KENWOODのスマートヘッドフォンセットのプロモーション作品。舞台は架空の未来都市。音声アシスタントを搭載したスマートヘッドセットを装着し、その多彩な機能を使って生活することが一般化した世界で、女子高生がUFOに引き寄せられて未知の生命体と遭遇する。
製作プロダクション:㈱テイク・ワイ/㈱プロダクション・アイジー、制作:Phy/monofilmo
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