招待部門
特集上映:
北海道現代アニメーション2023
北海道在住または出身作家による最新アニメーション作品特集上映「北海道現代アニメーション」。映画祭を設立した2014年から欠かさず開催しており、映画祭を支えてきてくれた本プログラムも今年で10回目を迎えます。コメディ、詩的な手描き、アニメーションを効果的に使った実写作品(!)と、表現手法は様々。若手作品からプロフェッショナルまで、映画祭が注目する2022-2023年の北海道アニメーションの祭典をお楽しみください。上映終了後には、来場作家のショートインタビューも行います。
『Expression』
髙崎 伸顕
私は映像を制作する時はアニメーションなどのデジタルの表現を使い続けているが、実写の撮影の経験がほとんどない。そのためアニメーションをなるべく使わない映像制作を始めたが、表現がアニメーションに意外となるとどうしてもアイディアが浮かばない。その悩みを課題として捉え制作に取り掛かった。自分のインプット、アウトプットを促せるような作品にしたいと考え、アナログからデジタルまでさまざまな表現に触れていくが...
『BAD GIRLS』
高岸 春佳
可愛さと強さと個性で、ちょっと過激に人助けをする、大学の裏サークル『BAD GIRLS』。キュートでユニークでポップなショートフィルムです!
『岡ひろし』
田邊 馨
猫の「スカーレット」と個性的な仲間達で 憧れのアイドル「岡ひろし」のコンサートへと旅立つ事に。 初めて住んでいる島を渡り、 まだ見ぬ世界へと飛び出す彼等。 そこに待ち構えていた困難と 巻き起こる奇想天外な出来事。
『PARKING』
三宇 ユウキ
とあるショッピングビルの駐車場で働いているとビルの取り壊しが告げられた。街の象徴的な建物がなくなってしまう時、その記憶はどこに残るのだろう。
『壁のロンド』
寺井 楓花
私はつくりものの世界が好きです。大切なことなので、特別な名前をつけて、この作品ができました。夢と現実の境目がわからないこと、それでも虚構が虚構であること、それらを軸にして、回っています。( 実在と虚構のあわいあわい にて、ぐるぐるまわる、おどるみたい に!) 「フィクションとは」という大きなテーマとは別に、「浮遊感、操作する自分とされる自分」「リンク、もしくはよくできた創作物」「大きなミニチュア、馴染みのある夢、誰かつくった」「めまい、よくで きた機械、世界」「緑はこわい」これらのパーソナルなテーマからも着想を得ました。
『attribute』
大石 真緒
属性とは あるものに共通して備わっている性質や特徴のことを指す。このアニメーションは、立方体の共通項をもとに分解、立方体の要素となる事項をシンプルに描画し、その単純な動きから質感や視覚的違いを楽しむものです。動作を仕掛けることによって、思い込みを裏切り快感をもたらせないかという実験作品です。一見ただの立方体だと思っていたものがパンをちぎるようにもぎ取られたり、実はお砂糖だったり、柔らかかったり固かったり伸びたり、いかに自身の属性に対する思い込みでできているかを伝えられたらと思います。見終わった後、愛着のある見方に変われば嬉しいです。
『描画と記録』
あいこ
たくさんの色を踊らせた。
『タイムカプセル』
佐竹 真紀
故郷豊頃町で30年前のタイムカプセルが開扉されました。全く覚えの無い10歳の私の作文や、懐かしい人々の息吹が蘇るビデオテープから、奇妙な時代を生きる現在の私を励ますように記憶が再構築される。
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