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11月5日(日)、シアター会場にて「キッズ賞」の授賞式が行われました。キッズ賞は、マルジョレーヌ・ペレトン氏の「ねずみのひっこし|Pebble Hill」が受賞しました。
初年度から実施している「こども審査員」も10年目
キッズ賞は、本映画祭初年度の2014年から取り組んでいる本映画祭のプログラムの1つです。短編アニメーション7作品から「こども審査員」による審査・選考するもので、審査員は北海道在住の小学4〜6年生5名により結成され、事前にご家庭で作品を視聴した後、オンラインによる意見交換により受賞作品を決定しています。
授賞式では、ステージ上で各審査員がお気に入りの作品を紹介、「緊張したけど、もっと映画が好きになりました」など審査員を務めた感想などを話しました。
こども審査委員長を務めた村井結都(ゆいと)さんは、キッズ賞を発表し、「登場するキャラクターがとてもかわいくて、家族で力を合わせて困難を乗り越える様子がとても良かった。ハラハラするようなシーンもたくさんありましたが、最後はあたたかい気持ちになる終わり方で、たくさんの人に見てもらいたい作品だと思いました。」と評しました。
来場していたマルジョレーヌ氏は、今回の授賞について大変驚いた様子で「私の作品を選んでいただき光栄です」と授賞の喜びを語りました。
作家プロフィール
マルジョレーヌは、2009年から2012年にスイスのローザンヌにある芸術学校ERACOMでマルチメディア・デザインを勉強した後、インターンシップを通じてアニメーションを学んだ。彼女は現在、ナダスディフィルムでアニメーション映画の監督として働いている。
ストーリー
トガリネズミの小さな家族が小川のほとりに住んでいる。だが、そんなある日、激しい雨が降って村が押し流される。幸い、一家は最悪の事態を免れたものの、彼らの家は壊れてしまう。そこで小さな家族は、冬が来る前に引っ越そうと、新しい住まいを探し始める。